現役立命館大学2年生「太田雅人」の菊池移住体験記

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現役立命館大学2年生「太田雅人」の菊池移住体験記

2020年5月7日 | カテゴリ: コラム

はじめまして!太田雅人(おおたまさひと)です!

21歳で、現在、大学を休学して熊本県菊池市に移住しています。

間借りさせてもらっている家にインターネットがつながっていないのでWi-Fiがなく、コメダ珈琲とマックを仕事場にして頑張っています(-ω☆)キラリ

出身は和歌山県和歌山市で、人口は約35万人の市になります。

将来、地元を盛り上げ発展させるべく、今はいろんなところで経験を積み、勉強している段階です!

今回は移住体験記と題しまして、移住した地域についてや移住の目的についてご紹介していきます。

ぜひご一読いただければ幸いです。

移住した菊池市の紹介

私が移住した地域は、”熊本県菊池市”です!

人口は約5万人で、2005年に菊池市・七城町・泗水町・旭志村の4つの市町村が合併して、今の菊池市に至ります。

阿蘇山から流れるミネラル豊富な伏流水により農業や畜産などが盛んで、なかでもお米は江戸時代に天下の台所・大阪に献上されていたほど優れた品質を持ち、高評価を受けていました。

その高い品質はいまだ健在で、食味コンクールで何度も最高位「特A」を受賞しています。

阿蘇山により生み出される恵みはこれらだけではなく、菊池渓谷などの美しい自然にも影響を及ぼしています。

それから、西郷隆盛と深いつながりをもつ菊池一族を中心とする、歴史のまちとしても知られています。

平安時代から室町時代まで約450年もの間活躍した菊池一族は、元寇の際に蒙古軍を返り討ちにし、室町時代には九州を平定するほどの勢力でした。

菊池一族がどれほど大きな影響力をもっていたかは、今も受け継がれている文化や建造物で感じることができます。

なぜ移住したのか

私が菊池市に移住した目的は、いくつかあります。

  • 大学在学中に、他ではなかなか経験できないようなことを経験したかったから
  • 地元を盛り上げるためのノウハウを習得するため
  • 経営者としてのスキルを身につけるため

1.大学在学中に、他ではなかなか経験できないようなことを経験したかったから

まず最初に、”大学在学中に、他ではなかなか経験できないようなことを経験したかったから”です。

大学に入学してのちにアルバイトを始めようと思い、いくつかの面接を受けに行ったのですが3回連続で不採用でした笑

このままだと就職も危ういと感じ、自分を見つめ直すようになりました。

そうするなかで、小中高とサッカーに没頭していた私は他に何も自分を語れるものがないと思いました。

それから、まずは自分がしたいこと・好きなものを見つけるために、大学在学中にしかできないようなことをと思い、行動し始めました。

その行動の中の1つとして京都の会社にインターンで行き、そこで菊池市のスタディーツアーを紹介してもらったのが菊池市に来たきっかけです。

そこから移住を決意し、今に至ります。

2.地元を盛り上げるためのノウハウを習得するため

次に、”地元を盛り上げるためのノウハウを習得するため”です。

第一回のスタディツアーに参加し、自分の中で大きな変化がありました。

それは、地元・和歌山を客観的に見れるようになったことです。

和歌山についてそこまで興味を持つこともなく、生まれてから大学に入るまで何気なく住み続けていました。

しかし、他の地域を見ることで和歌山と比較するようになり、その魅力について改めて認識することができました。

今までは未練もないと感じていましたが、やはり自分を育ててくれた町になにか恩返しするべきだなと考え直しました。

なにより東京一極集中が進む今、消滅可能性都市として多くの市町村の将来的な消滅が危惧されています。
そのため、私は和歌山を発展させるために菊池に移住して地方創生を学ぶことは、今後の活動にとって重要なことだと感じています。

3.経営者としてのスキルを身につけるため

さいごに、”経営者としてのスキルを身につけるため”です。

大学に入ってから、あるご縁があり、起業という選択肢を知りました。

それまで就職しか考えてなかった自分にとって、起業という選択肢は大きな発見でした。

そういった意味でも、菊池に移住して起業し経営を実践することは、自分の今後の方向性を考えた上でも良い機会であるため、移住を決意した決め手の一つとなりました。

そこで何をチャレンジしていくのか

1回目のスタディツアーから移住するまでの半年間、移住して何をするか色々と考えました。

結論としては、KIKUCHIチャレンジという会社を立ち上げ、その中で私は、事業の1つである、小中学生を対象とした学習塾を運営します。

地方創生するためにはこれからその地域を担っていく若者を育成しなければいけません。

ゆえに、学習塾を通してこれから菊池市を担う若者を育成し、その子達に菊池市の発展にむけてどんどん盛り上げていってもらいたいと思っています。

また自分自身のためにも人材育成の技術は必ず必要になってくると考えています。

学習塾を通して、生徒とともに自分自身も大きく成長できるように邁進します。

いずれは生徒たちと繋がり、地方同士で協力して、日本全体の活性化につながればなによりです。

と言いたいところなのですが、新型コロナウイルスの影響により塾の開校がいつになるかわからない状況です、、、笑

そのため、別の方法で生活費を稼がなければいけず、気がつけば農家を目指しているかのように毎朝早起きして頑張っています!!(コロナめ。)

移住前の印象と移住後の印象の違い

移住前の印象は、地方ですので利便性が悪いと感じていました。

しかし、実際に住んでみると意外とそうでもないと感じています。

土地にもよりますが、欲しいものはなんでも揃いますし、熊本市内まで出ないと手に入らないといったこともありません。

特に移住して感じることは、温かい人が多いということです。

関西から移住してきたというと、どの人も温かく歓迎してくださります。

学生の身からすると、アルバイトでは労働の対価としてお金をもらうのが通常です。

ですが、田舎では賃金とともに作物をくれたり、その作物を使った料理などを帰りにもたせてくれたりします。

私が間借りしている家のオーナーさんがよく言うのですが、「田舎は貨幣経済ではなく評価経済」なのだと。

ここではいかに信頼を得られるかが重要です。

都会の場合、上司と相性が悪かろうが、こっそりサボろうが時給は同じです。

一方、田舎では信頼を得ることができなければ次は手伝いに呼んでもらえませんし、そのうち孤立するでしょう。

しかし、信頼を得ていただく作物や料理には、お金では感じられない人間の温かさがあります。

現に私は、農作業を手伝ってお米30キロをもらいました。

基本的に毎日お米を炊いてますが、3ヶ月以上はお米を買いに行かなくても良さそうです◎

ちなみに食べてしまったら、また次のお米があるみたいです。(ありがたい、、、)

菊池市への移住は充実しています!

今回はこちらで以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

みなさんの地方移住、地方創生を志すきっかけになれば幸甚です。

ともに、地方から日本を盛り上げていきましょう!!

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